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人間が無力に思えるとき 

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つくずく無力さを感じるときがあります。所用で訪問したお宅で、玄関に出られたご主人をお見かけしたときのことです。

療養のためにすっかり弱られたお姿と対面しながら、いつもの力強さがなくなったお声で体調と治療のことをお聞きしたときのことです。

「何をする気もなくなりました。・・・・育てていた盆栽も、友達に育ててもらうことにしました」と弱々しくいわれたのです。

さらに「・・・・病気のことは私の責任です。医師の先生におまかせするしかありません」、と悟ったかのような話しもされました。

「私の責任です」ということばをお聞きしたとき、「あなたに病気の責任があるわけではありませんよ」と、思わず応えたのですが、ご本人が伝えたかったのは「自分が抱えていくしかありません」という意味でした。

そういわれるお顔を見つめながら、内心で「強い人だなあ」と思っていました。帰りの車の中で、お聴聞を欠かされなかったその方のお母さんの面影と重ねていました。

人間は本当に無力で、悲しい存在です。押し寄せる大きな力に逆らうことが出来ないのです。苦しむ人の苦しみを抜くことも、慰めも元気づけることばのひとつも思い浮かばないのです。

そのような無力な人間を抱き包んであるのが仏さまだと聞いているのですが、やはり辛いのです。

[ 2017/09/24 06:34 ] 気づき日記 | トラックバック(-) | CM(0)

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